[オセロー/Othello]釜山国際演劇祭(BIPAF)「注目作品」プログラム

[オセロー/Othello]釜山国際演劇祭(BIPAF)「注目作品」プログラム

国境を越えた東アジアの連帯とその可能性を世界に発信
福岡県内での滞在制作作品が釜山国際演劇祭「注目作品」プログラムに選抜

2022年8月に東アジアの演劇人が交流する共同制作企画East Asia Theater Interaction(EATI) において創作された『オセロー』が、韓国釜山広域市が主催する釜山国際演劇祭(BIPAF)に 今年度新設されたプログラム「Notable a works(注目作品)」に選抜され、6月に釜山市内の YONGCHEONJIRAL THEATREにて公演をおこなうことが決定しました。

制作背景

『オセロー』 は、2022年8月福岡で開催された東アジアの演劇人が交流する共同制作企 画 East Asia Theater Interaction(EATI)のうち、 Future Creation Program(FCP)プロ グラムの中で制作されました。 FCPは、「世界に発信し得る東アジア舞台芸術のための創作」を目指した共同創作プロ グラムで、『オセロー』では日本の演出家、韓国の俳優、台湾からはドラマトゥルクが 参加しました。

『オセロー』作品内容

猜疑心に囚われ、嫉妬に狂った主人公オ セローは、最愛の妻デズデモーナを殺し てしまいます。妻の無実を知ったオセ ローは絶望の中で何を考えたのでしょう か。シェイクスピアの4大悲劇の一つ 『オセロー』を、7人の俳優で上演しま す。

本作は「『オセロー』を繰り返し演じ 続けてきた老人達」という独自のアプ ローチで構成しています。世界に通用す るシェークスピア作品としてアジアから 発信します。

釜山国際演劇祭について

釜山国際演劇祭は、国内の優秀な公演芸術作品を発掘し、海外マーケットにその作品を 紹介する目的で2004年に開始。毎年異なるテーマで展開し、国内・外の話題作を招聘す る充実したプログラムをもつ。韓国を代表する国際演劇祭の一つ。第20回を迎える2023 年は、ʻ想像20thʻをテーマとし、これまでの海外招聘公演や国内の劇団による祝賀公演、 10分演劇祭ほか、優秀な公演が持続的な活路を模索して海外交流及び進出を図る「注目 作品」プログラムを新設、公募から5団体を選抜した。2023年の期間は、6月2日〜6月 19日に開催される。

http://www.bipaf.org

演出家プロフィール

百瀬友秀/Tomohide Momose

舞台演出家。M.M.S.T 代表 「現代における演劇の確立」をコンセプトに1998 年より活動を開始。 サウンド・パフォーマンスや映像インスタレーションにおいても意欲 的に作品を発表。2003 年より(財)静岡県舞台芸術センターにて2年 間の演劇人養成プログラムに参加。2008 年(公財)福岡市文化 芸術振興財団主催のコンペティションにて最優秀作品賞を受賞。
2011 年より福岡に拠点を移し、FUCA(Fukuoka Urban Community
of Art)第1期レジデントアーティストとして作品を発表。カンパ ニーでの上演プロジェクトのほか、日韓の戯曲交換プロジェクト等 に演出家として参加。

「オセロー」出演者プロフィールは特設サイトよりご参照ください。 https://www.mmst.net/othello2023/

詳細

原作:ウィリアム・シェイクスピア

構成・演出:百瀬友秀(M.M.S.T)

主演:BAE Jin-man /ペ・ジンマン
   EOM Ji-Young /オム・ジヨン
   KIM Jun-Seob /キム・ジュンソブ
   YANG Hyoyun /ヤン・ヒョユン
   KIM Geon /キム・ゴン
   PARK Jung min/パク・ジョンミン
   Ha Yu-na /ハ・ユナ

ドラマトゥルク:石田聖也(演劇ユニットそめごころ)
        Chang Shin

公演日時:2023年6月16日(金)19:30開演
      6月17日(土)17:00開演

会場:YONGCHEONJIRAL THEATRE
   (36-1,13beongil,Yongso-ro Namgu,Busan)

[釜山国際演劇祭(BIPAF)]http://www.bipaf.org
主催:釜山広域市
主管:(社)釜山国際演劇祭組織委員会
協賛:KRX韓国取引所、釜山銀行、京保生命、コインボム花配達

[Othello]
企画制作:M.M.S.T